カテゴリ:企画展示( 350 )

ちょっと長い投稿(3)

26日から始まる、さくらいともかさんの「生きているへそ丸」展。
20日には、さくらいさんがバザレに来られる予定になっていて、ひさしぶりにお会いできるのを楽しみにしているところです。
さて、さくらいともかさんのフェイスブックへの投稿の続きです。
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後始末「生きているへそ丸展」 3 (ちょっと長い)
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「いつかへそ丸がボロボロになって命尽きたら、ゴミ箱に捨てるのではなく、荼毘に付してやろうと思います。へそ丸はそんなぬいぐるみです」
そんなぬいぐるみを、どうして突然ぼくが作りはじめたのか?
作らずにいられなかったのか?
こういうことがきっかけでした。
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ぼくのことを赤ん坊の頃から可愛がってくれた叔母がいました。
2年ほど前のことです。高齢で病気もあり会話もままならなかった叔母を施設に見舞った時、なにか心慰めるものをと思い、小さな犬のぬいぐるみを買って行きました。どこにでも売っているような安いぬいぐるみでしたが、車椅子に座った叔母は気にいったようで、胸に抱いてずっと撫でさすっていました。
それから3ヶ月ほどたって、叔母は亡くなりました。
葬儀が終わって施設内の叔母の部屋を片付けに行った時、部屋に残されていたそのぬいぐるみが出て来ました。
ぬいぐるみを手にしてぼくは思いました。
棺に入れてあげればよかったか、と。
しばらくの間、そのことがぼくの心の中でうずくまっていました。
そしてあるとき不意に立ち上がったのですが、それはクマのぬいぐるみのかたちをしていました。

2018年7月13日

■ さくらいともか「生きているへそ丸」展 2月26日から開催。
by bazarez | 2019-02-16 13:39 | 企画展示

ちょっと長い投稿(2)

さくらいともかさんの「生きているへそ丸」展は、26日から。「楽しみ」「待ち遠しい」というお声をいただくようになりました。ありがとうございます。
前回に続いて、さくらいさんのフェイスブックへの投稿をご紹介します。
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後始末「生きているへそ丸展」 2 (ちょっと長い)
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ぼくが作ったぬいぐるみはどういうものだったか?
ほかのぬいぐるみと違うところがあるのか?
チラシにはこんな風に書きました。
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「あなたのそばにぬいぐるみがあるなら、棚に飾って眺めるだけでなく、手にとって触れてやってください。手を握り、頭を撫でてやってください。そうして話しかけると、ぬいぐるみはあなたに答え、きっとおしゃべりをはじめます。それがぬいぐるみです。
 幼児でもあるまいしぬいぐるみなんて、と思われるかもしれませんね。そもそもぬいぐるみは小さな子どもだけの相棒ではありません。若かろうが老いていようが、年齢を問わずあなたの相棒になってくれます。そして、古くからの友人にも、一緒に暮らすペットにもできないことが、ぬいぐるみにはできるのです。それは、あなたの分身を引き受けてくれることです。あなたの心の一部をその身に負って、あなた自身と対話させてくれるのです。
 そんなあなたのぬいぐるみが年を経、縫い目がほころびたら、糸と針で繕ってやってください。擦り切れて穴があいたら、気に入った布をあててやってください。ぬいぐるみはきっと長く生きることでしょう。あなたとともに。
 さて、ぼくが作るへそ丸の体には、オーソドックスなテディベアのガラスの目や金属の関節といった、燃え残るものは何もありません。目は木でできています。関節は木と布と紙でできています。すべて燃えつき灰になります。いつかへそ丸がボロボロになって命尽きたら、ゴミ箱に捨てるのではなく、荼毘に付してやろうと思います。へそ丸はそんなぬいぐるみです」


by bazarez | 2019-02-15 16:30 | 企画展示

ちょっと長い投稿(1)

さくらいともかさんの「生きているへそ丸」展は、今回が京都、東京に続いて3回目の開催となります。そして、作品を販売するのは、今回が初めてです。
昨年7月、京都での展覧会開催の際に、さくらいさんがフェイスブックに「後始末」と題した投稿をされました。以下にご紹介します。
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後始末「生きているへそ丸展」 1 (ちょっと長い)
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思いもよらずテディベアを作り始めて一年にもならないし、今後続けるかどうかもわからない。
個展を開くにあたってのプロフィールにはこんな風に書いた。
これが今ぼくの立っているところ・・・
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「クマのぬいぐるみを作って人前に並べるので、テディベアの作家ですか?と問われるかもしれない。はたしてぼくはテディベア作家だろうか。
 現代美術の作品を個展などで発表したり、童話の本や絵本を出してきたので、美術家であったり、童話作家、絵本作家であるかといえば、そういうのもしっくりこない。
 会う人は相手が何者なのか気になるようで、ぼくの胸あたりに目をやって、肩書きが書かれた札でもペロンと下がっていないかと探す。下がった札をみつけられないので、たいてい、あなたは何者?何をやっている方?と問いかけてくる。しかし、その問いにぼくは真面目に答えようとは思わない。どのように言ってもうまく答えられているとは思えないから。
 今のぼくにとっての関心事は今現在のぼくで、昨日のぼくではない。でも今のぼくが何者なのか、今のぼくにはわからない。明日になればわかるかもしれないけれど、明日になれば今のぼくはもう過去のぼく。だから今のぼくは、何者か肩書を持たないただのぼく、でしかないように思えるし、そのように立っていようと思う。」 

2018年7月11日


by bazarez | 2019-02-14 18:23 | 企画展示

「生きているへそ丸」展、26日から開催

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さくらいともかさんが一点ずつ作ったクマのぬいぐるみ、約50点を展示する「生きているへそ丸」展。案内状もできて、あとは彼らの到着を待つばかりになりました。
以下は案内状に記した文章です。

現代美術作家、童話・絵本作家の桜井伴香さんが「へそ丸」と名づけたクマのぬいぐるみは、燃えつき灰になる材料だけで作られています。
亡くなった叔母さんのベッドにぽつんと残されていた、自分が贈った市販のぬいぐるみ。それを見たときの後悔のような思いが、こんな愛らしい形になりました。
へそ丸たちは、私たちの心の一部をその身に負いつつ生き、棺にまでもつきあってくれるパートナーなのです。

さくらいさんご自身も、へそ丸について語っておられます。今後、ここに転載させていただこうと思います。


by bazarez | 2019-02-13 18:01 | 企画展示

あっちでも、こっちでもない

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「エヌスタイル・セレクション!」レストバザレで開催中です。
バザレではこれまで、作家さん・デザイナーさんのつくる服を何度もご紹介してきましたが、今回はエヌスタイルさんが選んだレディメイドの展示です。
「作家さんのものは覚悟がいるけれど、あの店の服では満足できない」という皆様に喜んでいただいています。
いつものレストの展示作品もご覧になれます。2月2日まで無休で開催。ぜひ遊びにおいでください。


by bazarez | 2019-01-24 14:08 | 企画展示

「エヌスタイル・セレクション!」明日から

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今年最初の展示会「エヌスタイル・セレクション!」は明日から、レストバザレで始まります。
準備もほぼ終わりました。いつも天気が心配な初日ですが、予報では晴れ。ぜひ「いま必要なもの」をさがしにおいでください。


by bazarez | 2019-01-21 16:06 | 企画展示

マルヘソ広島団体旅行は来月末

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すでにホームページではお伝えしていますが、現代美術作家、童話・絵本作家のさくらいともかさんの「生きているへそ丸」展を来月26日から開催します。現在、案内状の作成などの準備を進めているところです。
へそ丸と名づけられたクマのぬいぐるみたちが、どうして誕生したのかなどは、さくらいさんご自身がフェイスブックなどで語っておられますが、今後ここでもご紹介していきます。
京都、東京を旅してきたマルヘソ旅行社の団体さんたちをお迎えする日が楽しみです。


by bazarez | 2019-01-18 11:52 | 企画展示

「エヌスタイル・セレクション!」来週火曜日から

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今年最初の展示会「エヌスタイル・セレクション!」は22日、来週の火曜日からレストバザレでの開催です。
おしゃれごころをしっかり満たしてくれるだけでなく、機能面でもすぐれているエヌスタイルのセレクション。ギャラリーや高齢者施設など、さまざまな場所で開催する「移動ブティック」で、幅広い年齢層の皆さんに喜ばれています。
コンセプトは「いま必要なものを、いまどうぞ」。
今回はレストバザレを会場にして、お買い得品も含む冬物を展示します。
案内状の写真は大学生さんにモデルをお願いして、レストバザレ内で撮影しました。短い時間内で素敵な表情をいただきました!


by bazarez | 2019-01-16 11:02 | 企画展示

別れ際に見た虹

「角本丈治 hallu.glasswork展/Act.2」は、昨日(11月3日)で終了しました。ご来場ありがとうございました。
今日は搬出作業。いくつかを残して、作品が角本さんのクルマに乗せられていきました。
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先日、当ブログで「虹を描く窓」としてご紹介したステンドグラス・プレートを運んでいると、今朝のすばらしい陽射しを受けて、本当に虹が描かれました。
自然の光を受けたステンドグラス自体も、会場で見たときより格段に美しく、このような作品が窓になっている部屋で過ごしてみたいと思いました。
「Act.3(第三幕)」も、きっと開催できるよう、バザレも頑張らなくては。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


by bazarez | 2018-11-04 17:00 | 企画展示

hallu.ランプ

「角本丈治 hallu.glasswork展」は今週の土曜日まで。今日を含めて、あと三日間となりました。
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角本さんのランプは、説明を受けるまで気づかないような細かな作業がこめられています。写真では、その魅力を十分にお伝えすることができません。ぜひ会場でご覧ください。
角本さんが会場に常駐して、質問にも誠心誠意答えてくださっています。


by bazarez | 2018-11-01 11:05 | 企画展示